ここではベルギービールについて簡単な内容ですが説明していきたいと思います。

 

第1回 ベルギービールの魅力

今巷ではベルギービールが人気です。日本のみならず様々な国で今ベルギービールが注目されています。

 

 ベルギービールを取り扱うお店が次々とオープンし、様々な本が発売され、新商品も次々輸入されています。銀座界隈でもこの2年にたくさんのベルギービール専門店がオープンしあっという間に激戦区になりました。

かくいう当店でもとてもありがたことに毎日たくさんのお客さんが足を運んでくれます。本当にありがとうございます。

 

 国産ビールに比べれば決して安くないこのベルギービールがここまで様々な国で受け入れられる魅力とはなんなのでしょう?

 

 最初に思いつくのは種類の多さではないでしょうか?(性格には味わいや個性などで、画一化された現代のビールの主流からは大きく離れた味わいが多い、純粋に銘柄数なら日本も同レベル)ベルギービールを初めて飲まれた方は今までのビールの価値観が大きく崩れることにまちがいはないでしょう!!

 甘いビール、すっぱいビール、熟成をかけたビールなど日本のビールの感覚からは考えられないビールがたくさんあります。

 

 次に考えられるのはヴィジュアル要素で、それぞれのビールの専用グラス、インパクトのあるラベル、ユニークな名前など、遊び心溢れる感性は他の国のビールとは大きく異なります。

 

 一番忘れてわいけないのはやはり味わい!!

 もちろん日本をはじめとするベルギー以外の国にも美味しいビールがたくさんありますが、ベルギービールのもつ味わいはやっぱり秀逸です。

 そこに先ほどあげた、種類の多さやデザインのインパクトがさらに選ぶ楽しみを与え、その中から選んだ一杯が美味しかったなら、まちがいなくベルギービールの魅力に取り付かれているでしょう!?

 

次回 ベルギービールの種類

10/9/2008

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第2回 ベルギービールの種類

 前回もお話しましたが、ベルギービールの魅力の一つに種類の多さがあげられます。

ではこの種類の多いベルギービールはどれくらいあるのでしょう?

 一説には800種1500商品ほどあるといわれています。但しこれは少し古い情報で、現在の正確な数はわかりません。経済的に多くの小さな醸造所が閉鎖されていきますが、世界的にベルギービールの需要が伸びており、多くの醸造所が世界に輸出をし始めている現在、ひょっとしたら数は増えているかもしれません・・・

 

 では1000を超える商品があるベルギービールはどのように分類されているのかというと、これもまた明確な決まりがないのです。力のある大きな団体が分類したものがなんとなく定着しているのが現状です。

ベルギービールの専門家は50種以上に分類するべきだともいいますし、ベルギービール関連の本などは10種前後に分けています。当店では日本地ビール協会のガイドなどを参考に下記の12のカテゴリーに分けています。各ビールのカテゴリーにリンクしています

 

ホワイトビール

 

セゾンビール

 

トラピストビール

 

修道院ビール

 

ゴールデンエール

 

レッドエール

 

ランビック

 

フルーツビール

 

フレイバーエール

 

フレミッシュエール

 

ワロニアンエール

 

ベルジャンピルスナー

 

 

 これも当店がはじめてのお客様にもわかりやすくする為に考えたカテゴリーなので他の飲食店さんや本などでは違う表記のものもあります。本来はカテゴリーとかは関係なく飲んでいただきたいのですが数が多くなるとどうしてもある種の住み分けが必要になってしまうので・・・

 一応カテゴリーごと特徴があるので大体の目安にはなるかなぁと思います。

中には様々な味わいのビールが混在し、同じカテゴリーでも全然ちがうものもあります。(修道院など)

 

 醸造所ではもちろんカテゴリーを意識して造るビールもあれば(厳密には市場で人気のある商品を意識するかたち)、カテゴリーを意識しないで、より良いビールを造る為に独創的なアイデアを出したり、原材料にこだわったりして、生まれたビールもたくさんあります。

 それを我々があとから勝手にカテゴライズするという行為は少しさびしい気がします・・・

 

次回 ベルギービールのグラス

16/9/2008

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第3回 ベルギービールのグラス

 ベルギービールの魅力の一つにオリジナルグラスがあります。ベルギーのビールには必ずといっていいほど専用のグラスがあります。形としては聖杯型、チューリップ型、タンブラー型、ワイングラス型、ジョッキ型、特殊型など細かく分類すると多すぎるほどあります。なぜこのようにいくつものグラスがあるかというと、それはグラスの形状にビールの味わいが左右されるからです。

 日本では数多くのビールがありますが主流のビールは一種類なので、これにあったグラスを考えると自然と似た形になります。ところがベルギーでは実に数多くの種類のビールが作られており、これらをより美味しく飲んでいただくにはやはりそれにあったグラスが必要になります。厳密にはビールのスタイルによってグラスを変えることがベターです。

 

 では具体的にグラスの何が味わいの大きな要因かといいますと、口径、厚さ、形などがあげられます。

  口径のもたらす要因としては最初に舌のどの部分にビールが触れるかで味の感じ方が大きく変わってきます。 口径が広いグラスでは口に流れ込む幅が広く酸味を感じる舌の横までビールが流れますが、口径の狭いグラスはビールの流れは狭く、舌の先の甘みを感じる部分での印象が強くなります。渋味を感じる部分は舌の奥の方で、甘みを感じる舌の先端が反応すると渋味に敏感なります。さらに鼻がグラスの中に入るかも大きなポイントで香りをより楽しみたいビールは口径が広く鼻がグラスの中に入りより豊かな香りを楽しめます。

 

  厚さがもたらす要因としては保冷力、風味があります。

  肉厚なグラスは適温が低くのどごしや爽快感をうりとするビールを飲むときには非常に適しています。逆に薄いグラスはビールの風味を味わう上での重要な要因となり、複雑な味わいのビールはやや薄めのグラスを用います。

 

  さらにグラスの形は実に多くの要因をもっており、泡持ちや、炭酸の保持、ビールの色の濃淡の見せ方や、歴史的要因が含まれたりもしています。

 

ここでは以上を踏まえて、代表的なグラス型をあげていきたいと思います。

 

①聖杯型

 主にトラピストや修道院ビールに多くみられる形です。名前からわかるとおりキリスト教の聖杯が由来で形はワイングラスを途中で切ったような形をしています。

 このグラスを使用するタイプのビールは芳香性が強かったり、アルコール度数が強いビールです。口径の広いグラスは鼻を包み込み、香りを増幅させます。またゆっくり飲んでいただく為、急角度に傾けることができなようになっています。

 

②タンブラー型

 主にホワイトビールやセゾンビールに多く用いられる形。肉厚なグラスが多く、保冷力を必要とするビールに向いています。さらに途中で一度くびれているヴァイツェン型やストレートタンブラー型の2種類に分けることができます。

 

 

③チューリップ型

 ブランデーグラスに見た目は近いですが、グラスの上部がくびれており、チューリップの花のようです。

これはビールを注いだときに一度表面積が小さくなりここで一度泡をしっかりと固めビールの泡持ちをよくする効果があります。ビールの泡はいわば料理の蓋やサランラップの役割で、ビールを美味しい状態に長く保ってくれます。チューリップ型もサイズは大小様々で、デュベルのようにくびれの後大きく広がっている物もあれば、飲み口の下直ぐにくびれがあるホメルのようなグラスと様々です。

 

④フルートグラス型

 主にフランボワーズワンビックや一部のシャンパン製法を用いたスペシャルビールなどに多く使われています。シャンパングラスと同じ特徴をもち、縦長のグラスは酸味を和らげ、炭酸保持にも効果的で、立ち昇る美しい炭酸のグラフィック的効果も期待できるグラスです。

 

 

⑤特殊型

 上記の形にとらわれることなく、各醸造家の思い入れが強く現れたタイプ。歴史的背景から来るものもあれば単にウケ狙いともしか思えない物まで様々です。本来は他のタイプのグラスで飲んだほうがいいのかも・・・と思いますが、人間の味に対する感覚は、本来の味わい6に対して、体調や、環境に左右される味わいが4と雰囲気もとても大切です。例えば高級ワインを六畳一間の部屋で飲んでもビミョーです。きれいな夜景の見えるレストランでパートナーと一緒に飲むほうが断然美味しいに決まってます。

 

 以上のようにベルギービールには造り手の意図が大きく込められたグラスが各種に用意されているのです。

 

 しかし、残念なこに昨今ではメジャービールに押され、多くの醸造所が経営難にたたされています。その結果グラスまでにお金が回せず、ベルギービールのグラスも数パターンに画一化されつつあります。

 海外ではグラスなどの食器類には厳しい入国審査もあり、ビールのみで輸入してくるケースも多くグラスが用意できない場合もあります。

 

 当店では可能な限りグラスは用意しています。たとえ手に入らない貴重なグラスでも使ってこそ意味があると割れることを恐れずに使っています(笑)

 

次回 ベルギービールのコースター

30/9/2008

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